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2012年11月29日木曜日

廃棄物の調査@GALLE


今週来週と2週間、廃棄物処理(ゴミ)調査のため、ゴールという街にいます。



 街の一部、旧市街地は世界遺産に指定されています。


各建物がとてもきれいに残っています。

16~20世紀、ヨーロッパ諸国の植民地支配の時代、ここに拠点が置かれていたそうで、今でも教会や邸宅など西洋風の建物が多く残されています。オランダによる植民地支配下時代に街を取り巻くように建てられた城壁のおかげで、2004年にこの国を襲った津波からも街は守られたので、「奇跡の世界遺産」といわれているそうです。

といっても実際調査をしているのは新市街のほうなので、仕事中はこの雰囲気を楽しむことはできません。

現在行っている調査は、今年から5年にわたって行われる廃棄物処理プロジェクトの第一ステップで、今は現状を把握するため、聞き取り調査をしています。
具体的には、直接インタビューです。政府機関、アーミー、病院、学校、お寺などの宗教施設、ホテル、レストラン、商店、住民税を基本にしたハイインカム・ミドルインカム・ローインンカムのクラス別の一般家庭に、どのような種類のゴミが、どれくらに人数から、どのくらい出るのか、どのくらいリサイクルしているのか、を聞き取りしていきます。




ローインカムエリア。線路の隣に建てられた小さな家に家族6-8人が住んでいます。


聞き取りの際は市役所のそのエリア担当者と一緒に行くのですが、担当者も知らない実態がでてきます。
たとえば、2日に1回くるはずのゴミ収集車が実際まちまちで3~4日に1回しかこない、ゴミ収集車は来るけれど「トラックが満杯だから今日は回収できない」と言われる、お金(チップ)を渡せばもって行ってくれるから時々渡す、などなど…
こういった住民の生の声を担当者に聞かせることも、目的のひとつです。

そして来週からは8日間に渡って協力者(機関)からゴミを回収し、実際にどこから、どれくらい、どのような種類のゴミが出るのかを調査します。
一般家庭では、上記した通り、住民税を元に、ハイインカム・ミドルインカム・ローインカムクラスに分け、各30世帯から毎日ゴミを回収します。
この調査は、キャンディ(ここも街自体が世界遺産に指定されています)でも以前行なったのですが、ハイインカム世帯とローインカム世帯から出てくるゴミに明白な違いが出ました。具体的には、ローインカム世帯から出てくるゴミの量は非常に少なく、特に食べ残しが少ない、ハイインカム世帯からは多くの食べ残し、お菓子の包装紙などのプラスチックゴミが出てくる、など、ゴミからクラスを特定することができました。
ゴールではどのような結果となるのか、結果を見るのが楽しみです。

今回私が参加させてもらっているのは、「日本の機関がこのプロジェクトを支援しているんですよー」と現地の人にわかってもらうための、いわば”マスコット”なのですが、 聞き取りの際に現地の人と話をすることはとても楽しく、日本人であるわたしがシンハラ語を話すと、まんまとびっくりして、喜んでくれます。
英語ではなくその国の言葉を話すと人との距離がぐっと縮まります。日本にいて日本語を話す外国人に会うととてもうれしくなるのと同じですよね。

特に子供たちとの距離が縮まります。そしてこんなくったくない笑顔を見せてくれるととてもうれしく、この子達の未来のためにも頑張らないと、というかこの国の大人に頑張ってもらわないとなぁ、と改めて感じるのです。








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