2013年2月11日月曜日

人付き合い


この国の人は、よく言えば、”人懐っこい” ”人間らしい” 。
言い換えれば、"やたらと人と人の距離が近い"
よって "プライベートゾーンへの垣根が低い"
よって "ウワサが好き" よって
"簡単に人のことをスキ/キライという" と言えます。
そしてこれに"親切"ともいえる"超おせっかい"がついてくるので、よくケンカが勃発します。

この度、職場で起きたケンカの原因がわたしとなってしまいました。

今チャンドラアッカー(アッカー:お姉さん)とゴミ収集マップを作っています。
それが予想以上に大変で…
何故かというと、元にする地図にある道の名前が不確かだったり、そもそも名前を載せていない道がたくさんあったり、とにかく間違いだらけ。何が正しいかわからないので、こういうときは生き字!ってことで、しゃきっとしたおじいちゃんや市長に確認したり、実際に現地にいって住人に聞きながら、作らなくてはならなくなったのです。ただ単にゴミ回収車のルート地図作成のはずが、いつの間にか「せっかくだしこの機会に”ちゃんとした”地図を作って」と市長に言われ、とてもめんどくさい事になってしまったのです。

他の仕事がなければ、こういう作業スキだし快く引き受けるのですが、今ほかの仕事もたくさんあって、それでなくても就業時間が少なすぎて時間が足りないのに(何が何でも4:30にはオフィスが閉まる)、何でこのタイミングで…。

そんな中、先々週木曜日、同僚にレターのタイピングをお願いしたのですが、それを作成後プリントアウトをしてとは言わずに、なかなか市役所にいない市長を捕まえてチャンドラアッカーと3人で終業時間の4:15まで打ち合わせをしていました。前述したレターは、どうしてもその日のうちにプリントアウトしてそこに市長のサインをもらわなくてはならなかったので、打ち合わせ後、パソコンの電源を切って帰る準備をしていたスタッフ、ラーラニーアッカーに
「どうしても今日必要だからプリントアウトして、お願い!!」と言ったところ、
「もう帰る準備してたのに…(マジめんどくせー)。ちゃんと前に(プリントアウトまでしといてって)言っておいてくれたらプリントアウトしてたのに!」と結構キツめに文句を言われました。
それを聞いたチャンドラアッカーが激怒。
「●●(私)は遊んでいた訳じゃないし、ちゃんと仕事してたのに、なんでそんな言われ方をしなくちゃいけないの!助けてあげるべきでしょ!!」と私をかばってくれました。
4時を過ぎると帰る準備をする光景を毎日見てるし、当然のリアクションだろうと思っていたし、なんだかんだ言って助けてくれるし、当事者であるわたしもチャンドラアッカーの怒り具合にビックリしてしまいました。

その後週末をはさんだ先週月曜日。怒りが収まらなかったチャンドラアッカーは事の流れを全て上司であるPHI(公衆衛生士)に報告し、何故かPHIもPHIで大事と捉えてしまい、
「●●(私)にそんなひどい仕打ちをするなんてひどい。市長にちゃんと報告しなくては」とっ!
え〜〜〜、そんっなちっぽけなケンカを市長に報告なんてしなくていいしっ!
確かにわたしは市長のお気に入りですが、その辺に転がってるようなモメゴトを重大な問題のように報告するなんて、みんなどうにかしています。
その報告している姿を見たラーラニーアッカーも怒りながら、周りのみんなに
「みて、PHIにチクってるし。どうかしてる。」と…。は〜〜……。
その後、たまたま食堂で会ったラーラニーアッカーは、
「わたしは●●(私)に怒ってないからね。家に帰ってご飯作らなきゃいけないし、庭の掃除もあるし、お風呂はいらなきゃいけないし…(いろいろ続く)…、時間が遅くなると困るの。なのにギリギリにいったから、ちょっと言っただけなのに、あんなに怒るチャンドラアッカーはどうかしてる。」 っと。
確かにチャンドラアッカーは怒りすぎたけれど、ラーラニーアッカーもラーラニーアッカーで、日本だったら「いやちょっと遅くなるだけでしょ。それに貴女の仕事なんだから」と言われそうだし、そもそもそういう文句をいわないし。いえ、それ以前に作成を頼まれたらプリントアウトしてデスクに置いてるし…。なんて考えると、日本の会社員っておもいやりの塊、っていうか、”当たり前level”高いな…。

結局、私から
「私もレターをもっと前に用意しておけばよかったのにギリギリにお願いしたのが悪かったんです。だけど4時15分まで打ち合わせがかかるとも思っていなかった。チャンドラアッカーはやさしいから私のために怒っている。市長には報告しなくてもいい。彼女たちを怒るのもやめてほしい。」と、PHIにそっとお願いしました。

いかにも”日本人らしい”誰も非難しない・傷つけない問題解決方法って感じもします。
これがこの国において正しいか否かは別にして、わたしは外国に来てまで人間関係でもめたくない。巻き込まれるのも嫌。だからウワサ話には入らないし、見方は作るけれど派閥には所属しないと決めています。(まぁ日本で仕事してるときから、仕事場では一線をひいてたけれど。)

というわけでこの国のローカルスタッフと仕事をする上で、大切と思う点は…
・特定の人と仲良くしすぎない(=結果的に派閥がうまれて見方/敵となる可能性がある)
・本心は決して言わないがブラックジョークは言う(意外にブラック好きらしい)
・困っている人にはやさしくしてくれるので、大変そうなそぶり/かわいそうがられるそぶりをして周りを巻き込む
・時々英語を使う(英語ができる人は賢いという位置づけとなる)
・できるだけ催し物には出席する(一度話しをしただけでも何かあった時に見方となってくれる)

上記ポイントのいくつかは日本社会でも実践していたことだけれど、今の私がおかれる立場での行動は、わたしという個人だけではなく、”日本人”として評価され、私の後任者にも影響してくるので、軽率な行動ができません。こんなに考えなくてもいいのかもしれないけれど、問題起こしたくないというchicken発想です。

今までは外国の方が人付き合いはラク、と思っていましたが、日本よりも気を遣います。
父母、いえ祖父母時代の日本はこんな感じだったのでしょうか。

2週目の週末を挟んでもまだ話をしないチャンドラアッカーとラーラニーアッカー。
周りが気を遣って居づらいので、そろそろ仲直りしてほしいです。

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