PAGE

2012年11月29日木曜日

廃棄物の調査@GALLE


今週来週と2週間、廃棄物処理(ゴミ)調査のため、ゴールという街にいます。



 街の一部、旧市街地は世界遺産に指定されています。


各建物がとてもきれいに残っています。

16~20世紀、ヨーロッパ諸国の植民地支配の時代、ここに拠点が置かれていたそうで、今でも教会や邸宅など西洋風の建物が多く残されています。オランダによる植民地支配下時代に街を取り巻くように建てられた城壁のおかげで、2004年にこの国を襲った津波からも街は守られたので、「奇跡の世界遺産」といわれているそうです。

といっても実際調査をしているのは新市街のほうなので、仕事中はこの雰囲気を楽しむことはできません。

現在行っている調査は、今年から5年にわたって行われる廃棄物処理プロジェクトの第一ステップで、今は現状を把握するため、聞き取り調査をしています。
具体的には、直接インタビューです。政府機関、アーミー、病院、学校、お寺などの宗教施設、ホテル、レストラン、商店、住民税を基本にしたハイインカム・ミドルインカム・ローインンカムのクラス別の一般家庭に、どのような種類のゴミが、どれくらに人数から、どのくらい出るのか、どのくらいリサイクルしているのか、を聞き取りしていきます。




ローインカムエリア。線路の隣に建てられた小さな家に家族6-8人が住んでいます。


聞き取りの際は市役所のそのエリア担当者と一緒に行くのですが、担当者も知らない実態がでてきます。
たとえば、2日に1回くるはずのゴミ収集車が実際まちまちで3~4日に1回しかこない、ゴミ収集車は来るけれど「トラックが満杯だから今日は回収できない」と言われる、お金(チップ)を渡せばもって行ってくれるから時々渡す、などなど…
こういった住民の生の声を担当者に聞かせることも、目的のひとつです。

そして来週からは8日間に渡って協力者(機関)からゴミを回収し、実際にどこから、どれくらい、どのような種類のゴミが出るのかを調査します。
一般家庭では、上記した通り、住民税を元に、ハイインカム・ミドルインカム・ローインカムクラスに分け、各30世帯から毎日ゴミを回収します。
この調査は、キャンディ(ここも街自体が世界遺産に指定されています)でも以前行なったのですが、ハイインカム世帯とローインカム世帯から出てくるゴミに明白な違いが出ました。具体的には、ローインカム世帯から出てくるゴミの量は非常に少なく、特に食べ残しが少ない、ハイインカム世帯からは多くの食べ残し、お菓子の包装紙などのプラスチックゴミが出てくる、など、ゴミからクラスを特定することができました。
ゴールではどのような結果となるのか、結果を見るのが楽しみです。

今回私が参加させてもらっているのは、「日本の機関がこのプロジェクトを支援しているんですよー」と現地の人にわかってもらうための、いわば”マスコット”なのですが、 聞き取りの際に現地の人と話をすることはとても楽しく、日本人であるわたしがシンハラ語を話すと、まんまとびっくりして、喜んでくれます。
英語ではなくその国の言葉を話すと人との距離がぐっと縮まります。日本にいて日本語を話す外国人に会うととてもうれしくなるのと同じですよね。

特に子供たちとの距離が縮まります。そしてこんなくったくない笑顔を見せてくれるととてもうれしく、この子達の未来のためにも頑張らないと、というかこの国の大人に頑張ってもらわないとなぁ、と改めて感じるのです。








2012年11月20日火曜日

長女イマルカの結婚の行方①


前回誕生日のくだりで、婚約破棄になりそう、いえアンマー(大家さんの奥さん)が破棄しようとしたがってる、とお話しした長女イマルカ。

誕生日が先週土曜日。翌日の日曜日、イマルカとチャラニー(妹)と話をしていると、
「実はイマルカのこと気に入ってて、イマルカもちょっとイイと思い始めてる人(以後"新参者")が職場にいるらしいよ。」と暴露するチャラニー。
「まじでー!イマルカはモテるなぁ。でどうするの?」と聞いたら、
「わからない…」と本気で悩むイマルカの顔がありました。
こういう女子トークはホントにスラスラと理解できるものです。

翌日の月曜日、仕事から戻ったイマルカが外国産のちょっといいチョコレートをくれました。ありがとうと言いながら「??」って顔をしたら、何かいいたげーな顔をして、部屋から何かをもってきました。箱の中にはカシオの時計が。そして箱にはメッセージが書かれていました。
「破棄しそうな婚約者(以後"元婚約者")が送ってきてくれた」と。
どうやら相手は別れたくないようで、現在仕事でいるドバイから送ってきたそうです。万国共通だね、最後はプレゼント作戦です。
複雑な気持ちであることをモロに表情に出すイマルカの隣で妹チャラニーは
「どっちにもプレゼントもらえてイマルカはラッキーだね」っと皮肉。笑
申し訳ないけど、”こんな風に家族と恋愛とキャリアの間で悩むこの国の現代女子を間近で見れる機会はなかなかない!恋愛とかワクワクするー。”と思っていたら、今夜は新参者がうちにやってきました! 展開が早すぎっ!!
アンマーの質問攻めから新参者についてわかったことは、
・イマルカと同じ職場でエンジニアとして働いている。
・86年生まれの26歳。 イマルカより1歳若い。
・山岳方面の出身。つまりうちから遠い。
・ご両親ともにまだ仕事をしている。
・兄1人姉1人弟1人の4人兄弟。家から全員離れて生活していて両親の面倒を誰もみていない状態なので来年新参者は実家近くに戻るかもしれない。(こちらでは誰かが親の面倒を見る同居が基本。昔の日本と同じ。)
・お姉さんはお医者さん。
・小学生最後の全国一斉テスト(シッシャット)で点数がよかったので、奨学金をもらって少し離れた大きな町にある進学校に通っていた。
・大学はモラトゥワ大学(この国で理系なら一番と言われている国立大学。ここの出身といえば相当レベル高い)
・週末は化学の先生として塾で教えている。

アンマーからしてみたら、元婚約者と比べ物にならないくらいのハイポイント保持者!!
新参者が帰ってからアンマーに「どう?」と聞いたら、「元婚約者と比べたらそりゃいいわよ!ただひとつ気になるのは実家が遠いこと。」と。
肝心のイマルカはどう思っているのか…。
結婚よりも学問、アカデミックな世界に戻りたいと言っていた彼女はどうするのか…
彼女の結婚のゆくえを引き続きお知らせしていきたいと思います。


2012年11月17日土曜日

抱負@たんじょうび。


大家さん家族がこぞって誕生日を迎えました。

13日は大家さん、14日は大家さんの奥さんの誕生日だったので、13日に二人まとめてお祝いをしました。


前日に娘たちが、THILAK(大家さん)&RUPA(奥さん)の名前とお母さんの好きな紫の花付きのケーキを予約していました。

大家さんは今年55歳、奥さんは52歳になりました。


ケーキ用のろうそくがなかったので、停電の時に使う大きなろうそくをとなりに立てて(笑)、ふたりでケーキカット!! (笑笑) 何度目の共同作業なのでしょうか。

そして、


ファーストバイト、ではありません!! (笑)
この国ではカワナワー(食べさせる)といって、誕生日などお祝いの時に、祝ってもらう人が他の人に食べさせる儀式があります。


娘たちに続いて、この後わたしも食べさせてもらいました。

今回は家族なので、娘たちが感謝を込めて、サプライズでこのようなお祝いをしましたが、この国では基本的に、祝ってもらう人がその他の人をおもてなしします。誕生日の他には親族に子供が生まれた時、親族が結婚した時、子供がテストに受かった時など、何かしらお祝い事が会ったときは、職場などでケーキとバナナ、キリバット(ごはんをココナッツミルクで炊いたもの)、キャウン(ココナッツを使った揚げ菓子)などを配ります。
わたしはこのことを知っていたので、職場の誰にも自分の誕生日を言っていなかったのに、どこからか同僚にバレてしまっていて、朝から「誕生日おめでとう。でケーキどこ?」と言われ、その後そいつが全員にバラし、本当にウザい誕生日を過ごしました。来年の誕生日は絶対にこの町を出る、もしくは仮病を使って仕事を休む、と決めています。


さてこの日、奥さんに「今年の抱負は何?」と聞いたところ、「長女を来年中に絶対に結婚させることと、次女に(いい)職に就かせる事」と。続いて
「もうあなたにもいっていいわよね。イマルカ(長女。婚約者がいて来年結婚予定と聞かされていた)はあの彼と結婚させない。あの二人はマッチしない。イマルカにももう結婚するな、と言っている。イマルカは婚約破棄したくないみたいだけれど、少しずつ理解していっている。」 ビックリ!!!
ここで奥さんのいう”マッチしない”というのは、この国では人生においての大切な節目を全て占いで決めるのです。なので誕生日は**月**日**時**分**秒まで記録します。そしてその誕生日も占いで決まっているのです、よって出産の基本は帝王切開。
この誕生日を基に、結婚相手、婚姻届を出す時間、結婚式の時間…さまざまなものが決められます。占う人によって、パーセンテージは多少前後するので、絶対にこの人!って時には合うまでやり続けるそうです。イマルカの場合、いつも見てもらっている占い師2人どちらもが"よくない"結果を出したそう。本当にその彼と結婚させたいのであれば、もっと他の人にも持っていくのでしょうが、どうやら大家さんも奥さんも、あまりその彼と彼のご家族をいいように思ってない様子。
この手の話はよくあると聞いてはいましたが、こんなに近くで起こるとは…

そして今日16日は、長女イマルカの誕生日でした。
誕生日プレゼントを渡して、お茶を飲みながら、「今年の抱負は?」と聞いたところ、
「来年大学に復学してMAを取ろうと思ってる。今なら職歴がポイントになるしMAを取る価値がある。週末を中心にクラスを取れば、仕事も慣れてきたから休みの取り方もわかってるし単位は取れるはず。そのあとPh.D.もとろうと思ってる。結婚したら勉強なんてもうできないし、結婚はもっと後だな。あなたもそう思うでしょ?」と…。
お母さんの今年の抱負…。イマルカ、来年結婚するって言ってたのに、もう諦めて結婚しないなら勉強できる、と思ったようです。私もいままで"自分のしたいこと"を通してきたから現在ここにいる訳で (といって通していなかったら結婚できてたかと言われればそういうわけでもないけど)、こんな私の口から「いやいや、結婚したほうがいいんちゃう」なんて思ってもいないこと言えないし、言ったところで説得力ゼロ。「結婚経験ないから比較できないなー。30越えてココにいるしね」と答えました。。
先進国日本から自由奔放に生きるアラサー女子(私)がこの家に来た事は、少なからず彼女の人生に変化をもたらしてしまったようで、お母さんには少し申し訳ないように感じました。
大家さん、奥さん、先に謝っておきます、ごめんなさい。
だけどこれからイマルカのような女子がこの国にも増え、必ず後にこの国で活躍してくれるでしょう。

さいごに。15日は日本にいる兄の誕生日でした。お祝いメールを送ったら返信で、
「自分の為よりも家族の為に!!って思う様になったのが歳を取ったと言うのか…」と。小さい時に面倒を見てくれたお兄ちゃんを思い出して、ちょっとセンチメンタルになりました。


2012年11月13日火曜日

小旅行 to Nuwara Eliya vol.3


ヌワラエリヤ3日目。

この日の朝ご飯は、私がドーサ(トーセ)が食べたいとリクエストしたので、タミル系の軽食屋さんへ。

左がマサラドーサ。右はいろんなワデーの盛り合わせ。
クレープみたいなのの中には、ジャガイモベースのカレーが入ってます。炭水化物の塊。
軽食屋さんにいって食べたいものを注文すると、もれなく右のようなワデー(ドーナツみたいですが唐辛子が入っているので時々辛い)を主とするスナックの盛り合わせがでてきます。パンを中心とした軽食屋さんならいろんなパンの盛り合わせがでてきます。最後に何を食べたか申告する制度。食べたくなければほっといてOK。

朝食の後は観光開始。

まずは紅茶工場へ。Mackwoodsという1841年創業の老舗紅茶メーカー。



裏にちゃんと見晴し台があって紅茶畑が間近で見ることができます。


工場見学は無料。

けっこうくわしく説明してくれます。

工場2Fが乾燥室で1Fが加工室。年期の入った手作業の多い機械たち。

ここに来る数週間前に、おいしんぼの「究極の紅茶」(たしかそんな題名だったと思います) を読んだところで、Golden Flowery Orange PekoeやBOP(Broken Orange Pekoe)、BOPF(Broken Orange Pekoe Fanings)など、おいしんぼで習った言葉が説明の時に出てきて、なんだか栗田さんになった気分でした。

見学の後は無料で紅茶が一杯いただけます。



紅茶工場のあとは、ハッガラ植物園へ。
わたしは大家さんとの旅行で来たことがあったので、今回は2度目の訪問でした。2度目のここは正直キツかった。1度いけばいいところなので、今後誰か来てももう行きません。救いはここでもresidence cardが使えたこと。

ありがとうresidence card
面積は27haもあるそうです。
この国では見かけない針葉樹がたくさんありました。スギやマツもありましたが、日本のそれよりも大木で屋久杉のよう。


2度目でテンションも低かったので、写真がありません。。


植物園を後にし、ヌワラエリヤタウンに戻って、午後からはThe Grand Hotelでハイティー(アフターヌーンティー)をしてきました。


イギリス領土だった時代に別荘として建てられた建物で、ホテルとしてオープンしたのも1891年という由緒あるホテル。コロニアル調で内装もとってもステキ。ホテルマンもしっかりしつけされていて、気持ちいい対応でした。
次は泊まってみたいので、お父さん、お母さん、お待ちしてます。

この日の夜中からものすごい暴風雨で、土砂崩れが起きて通行止めで帰れない、なんていうオチは嫌だったので、次の日は早めに帰宅の途につきました。

ひとまず、ずっといきたかったワールズ・エンドにいけたのでよかったです。

2012年11月12日月曜日

小旅行 to Nuwara Eliya vol.2


2日目。朝6:00出発でワールズ・エンドへ。
ワールズ・エンドのあるホートン・プレインズは、この国では8つ目の世界遺産(ふたつめの自然遺産)として2010年に登録されました。

ヌワラエリヤから約1時間半で公園入り口に到着。
entrance feeを支払う際、ここでもresidence cardが力を発揮してくれました。local priceで数百円。 (ちゃんと覚えていませんがガイジン価格が数十倍でした。やりすぎ。)


公園入り口。ちゃんとゴミを持って帰りましょうの看板が。
入ってすぐにサンバーちゃんがお出迎え。

まだ角が固まってないので戦闘態勢ではなくおとなしいそうです。
そして国鳥のにわとり、ではなくシランカジャングルフォウル。


この国には珍しい、なんだかとてもやさしいやわらかな高原。


ワールズ・エンドの駐車場で軽く朝ご飯をたべて、ここからは歩きます。いざワールズエンドへ。

入り口の看板。



プラスチック類は持って入れません。持ち物検査があります。スナック菓子などを持ち込む際は明けて、用意された紙袋に移し替えなくてはなりません。わたしたちにはチェックなし。その隣で現地人は厳しくチェックされてました。

ワールズ・エンドとリトル・ワールズ・エンド があり、くるりと一周できるようになっています。わたしたちは先にワールズ・エンドを見る方を選びました。

 
たくさん写真はとったのですが、やっぱり写真では伝わりきらない。テクのなさを感じると同時に、やっぱり何でもそうですが、写真からの風景と五感で感じる風景は全く違いますね。

こんな繊細な色した花、この国で初めて見た気がしました。



入り口の看板もそうでしたが、ここはHSBCが寄付(協賛?)しているよう。CSR活動の一環ですね。所々にこのような環境教育の看板がありました。

さすがHSBC。この国にはお見かけしないちゃんとしたデザイン。
緑色のとかげちゃん。同化して見えにくい。さすがです。
途中のストップポイント、滝。マイナスイオン。

入り口から歩くこと1時間半くらい?かな。
ついにワールズ・エンドに到着!
が…


霧で何も見えない。
早朝だと霧がなくてキレイにみえるカモ、と言われていたので早くきたのに…
きれいに見えると


こんな感じだそうです。
来た時期も悪かったのです。だっていま雨期ですもん。

とりあえず世界の果てで叫んでみました。
 ここには柵も何もないので毎年ここから落ちる人がいるそうです。同僚の親戚のおばあちゃんも数週間前ここから落ちてお亡くなりになったそうです。若い男女の自殺スポットにもなってるとか。

ここから数十分でリトル・ワールズ・エンドに到着。またしても



何も見えない〜。
きれいに見えると


こんな感じだそうで、小さな集落も見えるそうです。

ここでかわいいおっちゃん発見。


狙ってるとかそんなのナシでまじめに寒さから逃れるためにかぶってるところがまたイイ。

リトル・ワールズ・エンドが終わった後も、


地層のグラデーション。時を重ねた自然の美しさ。

この国では、青は青、緑は緑、赤は赤。色が”潔い”というのでしょうか、美しい自然はたくさんあるのですが、繊細さ、やさしさ、儚さ、なんてものには出会ったことがありませんでした。この高原ではそうした日本人の”血”が好む自然がたくさんあって、とても心が落ち着きました。

合計3.5Hほどで終了。10キロ弱くらいかな。また誰か日本からお客さんが来たら一緒に行きたいなぁと思いました。


午後ヌワラエリヤに戻ってからは、
この辺りはいちご農家がたくさんあることで有名だそうなので、いちご専門店でストロベリークレープを食べました。日本のよりすっぱさが残ってて、私が好きないちごでした。


フルーツ王国のこの国でトロピカルフルーツ以外を食べたのは初めてでした。とてもおいしかった。自分用と大家さんへのおみやげでストロベリージャムを買って帰りました。


2012年11月11日日曜日

小旅行 to Nuwara Eliya vol.1


10月末、イスラム教のお休み(犠牲祭)が金曜日、週末の土日、仏教の満月休み(ポヤ)が月曜日、っとラッキーなことに4連休だったので、この国の軽井沢と言われるヌワラエリヤにいってきました。

カレンダーでも確かに4連休になってるのに、1週間前になって「金曜日の休みはキャンセル」と伝達が!! その理由は、前述したように金曜日はイスラム教のHadji Festival Dayという犠牲祭で、その日はラマダン(断食)の月の終わりから約70日目の日(巡礼の旅がだいたい70日で終わるので)且つ太陰暦で計算するので毎年変わるのだそうですが、今年は計算間違いしちゃったそうです。もう驚きません。だけどもっと前にわかってたはずなのに何で1週間前に伝達があるのでしょうか。そして同僚も大家さんも「キャンセルだってー。仕事かぁ。。」みたいな感じであまり怒っている様子はない。フレキシブル力半端ないです。

結局金曜日は旅の荷物を持って職場へ行き、午前中しっかり仕事をして、午後ヌワラエリヤへと向かいました。
わたしの住む町からヌワラエリアまでは2度バスの乗り換えが必要ですが、距離的には大したことないんです、直線距離で約100キロ、実走行距離でも150キロないはず。しかし時間がかかる!その要因は…
・他の南アジアの国、お隣バングラディシュとかと比べるとこっちの道は整備されているけれどそれでもボッコボコ。
・モラルないから我先にと並ぶこと知らずの運転で無駄に道が混む。
・こっちで走ってる車のほとんどが日本の中古車。なので基本的に古い。日本自動車博物館にでも飾ってるんじゃないの、ってな車がフツーに走ってます。なので坂道に弱いんです。たぶんバスとか時速10kmくらい。笑
というわけで12:30に出発したものの着いたのは19:30。もう夜です。真っ暗な中、バスを降りると、
寒い!!! 思わず長袖パーカー&ジャケットを羽織りました。常夏のこの国でも、ヌワラエリヤ方面では雪が降ることもあるそうです。帽子をかぶって長袖をきていている人たちを見るのは、とても新鮮でした!

この下にニット帽がありました。
キャップといえどもこの国でこんなにもたくさん帽子が売っているのは珍しい!
長袖の服が売ってる!NorthFaceとかのニセモノが売ってました。

でも足はサンダル!ゴミ収集員のおじちゃんも雨の時ビニール袋をかぶってたけど、どうやらこの国の人は頭を守ればいいと思っているようです。

この後さらに寒くなったので、宿に戻って酒盛りしたときは、ユニクロのダウンジャケットに人生で初めてお世話になりました。ネパールに行く時に持っていこうと思って買ってきたのに、まさかこの国でお世話になるとは…。

初日は移動で終了。2日目のワールズエンドに続く〜。



2012年11月9日金曜日

ふつーの晩


仕事が終わるのは4時15分。
職場と自宅は徒歩10分、自転車3分の距離。
こちらに来た当初は5時までに帰らないと、「どこにいるの?」と電話がありました。最近は少し慣れてくれて6時までは自由にさせてもらえますが、6時を過ぎると計ったかのように電話がかかってきます。笑 まぁこの小さな町で何もすることからいいんですけど。

帰ってからは、紅茶を飲みながら大家さんとおしゃべり。その後洗濯物たたんでメールのチェックしてシャワー浴びて…。
こっちの人の晩ご飯は遅くて9時頃からなんてザラ。だけど10時には就寝。そんなことしてるからおなかがどんどん膨らんでくるんだと思うんですけど。わたしは来た当初から「晩ご飯は絶対に8時以降は食べない」と言っているので、わたしの分は7時までに用意してくれます。
ご飯はソファに座ってテレビを見ながら左手にお皿をもって右手で食べる。お行儀悪いけどこれがスタンダード。
こちらではみんな揃ってダイニングに座って食べる習慣はありません。お客さん→お父さん&子供たち→さいごにお母さん、てな順番です。 手で食べるので、一度食べはじめると手が汚れて自分で追加でごはんをよそうことができない。(左手でできるといえばできるのですが…) だからお母さんはみんなのおかわりのために食べずにいるそうです。大家さんちはもう子供が大きいのでそんなことはしないけど。
そして朝も昼も晩も食事の内容は基本的に同じです。ご飯にカレー数種類。

今日はわたしの好きなロティを作ってくれました。

小さく見えるけど直径20cmくらいあってボリューミー。

ロティは、ココナッツを削ったものと小麦粉、ココナッツミルクを混ぜた生地を焼いただけのとてもシンプルなものです。ねぎみたいなものを混ぜて作って、ミリス(”油ナシ食べるラー油”みたいなもの) をつけて食べることもありますが、わたしはシンプルに焼いたものをハチミツ&バナナと食べるのがすきです。

先月までは毎日夕方6:30〜7:30に「おしん」の再放送があり、かかさず見てたのですが、今月からは韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が始まりました。おしんも日本で見たことなかったけど、韓流ドラマも人生初です。おしんは「とてもいい(きれいな)物語」とこちらでは絶賛されていて、4回目(もっと?)の再放送だったそうです。対して「宮廷女官チャングムの誓い」は、お父さんは殺されるし、女子の世界によくある陰湿ないじめが始まるし…まぁドロドロした話です。それが韓流だと思うんですが、こっちの人には刺激が強すぎるらしく、うちの同僚は子供に「見ちゃダメ」とチャングム禁止令を出したそうです。笑

7:30〜8:00はドラマタイム。このドラマこそ、この家で撮影のあったドラマで、どこで自宅が出てくるからわからないので第一話から毎日みていたら、完全にハマってしまいました!おしんもそうでしたが、ドラマを見ているとシンハラ語の勉強にもなるのでいいんですよねー。そしてドラマがちょうど家族関係と恋愛問題、どちらも兼ね揃えた内容なので、ドラマを通して、スリランカと日本の比較をしながら娘たちと女子トークをします。
こちらは結婚前の恋愛は基本的に認められません。(最近はコロンボなど都市部ではオープンになりましたがこの町レベルではまだまだ。) 結婚は家族と家族がつながる儀式。まさに戦前、明治大正時代の日本のようです。家族と恋愛、女子には大きな問題です。こういう話はつたないシンハラ語ででも話が盛り上がるので、わたしにとってはとてもいい時間です。
この国の結婚事情についてはまた改めて。

8:00〜9:00まではニュースタイム。ニュースがまたおもしろい!!funではなくinterestingです。もちろんちゃんとしたニュースなんですが…
今日は2つめのニュースが、「警察官が死亡」というヘッドラインでした。今日1つめのニュースが「コロンボにある拘置所で受刑者と警察官の間で銃撃戦になってる」(こちらは現在も続いているらしく真面目に大きなニュース)だったので、普通の人は1つめのニュースから考えて、殉職と想像しますよね。ところが内容を聞くと…「その警察署では結構えらいサンが銃をつかって自殺。原因は奥さんの他に2人と恋愛関係(不倫)にあって、それがバレたから」って。えっ!!です。不謹慎ですがちょっと笑ってしまいました。
そしてここからが惨い。モザイクのような気の利いたものはこの国には存在しないので、残された奥さんも二人の娘も顔バッチリ流れます。それも数年前の家族写真の映像が流れ、「この頃6歳だったこの愛娘は…現在11歳」というナレーションとともに現在の娘の顔アップ。容赦ありません。亡くなった警察官の死体(ブルーシートなんてありません)も血の飛び散った自殺現場の映像も流れます。
プライバシーなんてことばはこの国にありません。人の噂話もご飯もおかしもなにもかも”共有”するのが礼儀なんです。
残された奥さん、娘さんはおそらくこれからずっとまわりのうわさ話の格好の餌食となるでしょう。パウー(かわいそう)です。
  
牛豚鶏のと殺は(食べるくせに)「気分が悪くなる、かわいそう」といって見ないし、外国ドラマや映画にあるキスシーンは絶対カット、チャングム禁止令がでるくらいなのに。
まったくこの国の許容ラインががわかりません。

2012年11月6日火曜日

最近のしごと


今日は真面目にしごとのはなし。

今月からメインストリートで分別回収をはじめました。

分別回収を始めるにあたり、分別カードを持って一軒一軒お店を回りました。今まで非協力的だった公衆衛生士(PHIマハッタヤとこちらでは呼んでいます) が最近何がきっかけかわからないけれど、積極的に協力してくれるようになったので、ありがたく彼と一緒にお店を回りました。

どんなふうに分けるか説明するPHIマハッタヤ。説明上手。
わたしも説明してます。ちなみにここは駄菓子屋さんみたいなお店。

”分別回収開始”といっても回収車は1台、それも仕切りも何もないただのトラックなので、分別してもらっても回収するときには一緒くたになってしまいます。
回収員さんたちには、分別してくれた市民にむけてのアピール&少しでも別れているだけで後の分別作業が楽になることを考えて、「有機ゴミは前方に、その他のゴミは後方へ入れるように」とお願いしますが、口頭でいっただけじゃ絶対にしてくれない。本気で分別をしようとしていることを行動でアピールし、しっかり分別を頭にいれて回収してもらうこと、また市民に直接分別に協力してもらうようにお願いしたいので、始まってからは早朝からできるだけ回収車に乗っていっしょにまわっています。

最近は知らないひとに「ゴミ収集車に乗ってるのみたよ。ゴミの仕事でしょ」と話しかけられます。ゴミガールの称号を獲れる日も近いはず。この町ではもうゴミのマスコットです。だけどそれでいいんです。「日本人がなんかゴミの仕事してる」って注目してもらうことで、興味を持たせ、ポイ捨て禁止や分別回収に意識を持ってもらう。まんまとこっちの罠にハマってくれてます。へへへっ。

しかしまだ始まったばかり。市民の意識はまだまだ低く正直全然分別されていません。
まぁ根気強く続けるしかないです。日本で10年かかった分別回収、ここでは20年かかるでしょう。


いまこちらは雨期に入っています。
午前中は降っても早朝と昼前に少し、そしてお昼を過ぎた当たりからざーっと降り出して夕方に雷が始まり停電。そして夜も降り続く、というのがだいたいのサイクルです。

しかし、予期せず早朝からザーザー降りのことも。先週早朝にゴミ回収しているときに降られました。
果物屋さんの前で雨宿りしていて、ふと見ると…


果物屋のおじさん、レジ袋かぶってる。かわいい。これで雨は防げるのかしら。

そんなおじさんがそっと


ザクロをくれました。
フルーツ王国でもざくろは高くってひとつ100ルピ(60円くらい)するそうです。
ありがとう。

その後、回収員のおじさんも、


レジ袋かぶってる!笑



どうやらレジ袋ハットはこちらではスタンダードなようです。
なんかシャンプーハットみたい。