2012年11月9日金曜日

ふつーの晩


仕事が終わるのは4時15分。
職場と自宅は徒歩10分、自転車3分の距離。
こちらに来た当初は5時までに帰らないと、「どこにいるの?」と電話がありました。最近は少し慣れてくれて6時までは自由にさせてもらえますが、6時を過ぎると計ったかのように電話がかかってきます。笑 まぁこの小さな町で何もすることからいいんですけど。

帰ってからは、紅茶を飲みながら大家さんとおしゃべり。その後洗濯物たたんでメールのチェックしてシャワー浴びて…。
こっちの人の晩ご飯は遅くて9時頃からなんてザラ。だけど10時には就寝。そんなことしてるからおなかがどんどん膨らんでくるんだと思うんですけど。わたしは来た当初から「晩ご飯は絶対に8時以降は食べない」と言っているので、わたしの分は7時までに用意してくれます。
ご飯はソファに座ってテレビを見ながら左手にお皿をもって右手で食べる。お行儀悪いけどこれがスタンダード。
こちらではみんな揃ってダイニングに座って食べる習慣はありません。お客さん→お父さん&子供たち→さいごにお母さん、てな順番です。 手で食べるので、一度食べはじめると手が汚れて自分で追加でごはんをよそうことができない。(左手でできるといえばできるのですが…) だからお母さんはみんなのおかわりのために食べずにいるそうです。大家さんちはもう子供が大きいのでそんなことはしないけど。
そして朝も昼も晩も食事の内容は基本的に同じです。ご飯にカレー数種類。

今日はわたしの好きなロティを作ってくれました。

小さく見えるけど直径20cmくらいあってボリューミー。

ロティは、ココナッツを削ったものと小麦粉、ココナッツミルクを混ぜた生地を焼いただけのとてもシンプルなものです。ねぎみたいなものを混ぜて作って、ミリス(”油ナシ食べるラー油”みたいなもの) をつけて食べることもありますが、わたしはシンプルに焼いたものをハチミツ&バナナと食べるのがすきです。

先月までは毎日夕方6:30〜7:30に「おしん」の再放送があり、かかさず見てたのですが、今月からは韓流ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が始まりました。おしんも日本で見たことなかったけど、韓流ドラマも人生初です。おしんは「とてもいい(きれいな)物語」とこちらでは絶賛されていて、4回目(もっと?)の再放送だったそうです。対して「宮廷女官チャングムの誓い」は、お父さんは殺されるし、女子の世界によくある陰湿ないじめが始まるし…まぁドロドロした話です。それが韓流だと思うんですが、こっちの人には刺激が強すぎるらしく、うちの同僚は子供に「見ちゃダメ」とチャングム禁止令を出したそうです。笑

7:30〜8:00はドラマタイム。このドラマこそ、この家で撮影のあったドラマで、どこで自宅が出てくるからわからないので第一話から毎日みていたら、完全にハマってしまいました!おしんもそうでしたが、ドラマを見ているとシンハラ語の勉強にもなるのでいいんですよねー。そしてドラマがちょうど家族関係と恋愛問題、どちらも兼ね揃えた内容なので、ドラマを通して、スリランカと日本の比較をしながら娘たちと女子トークをします。
こちらは結婚前の恋愛は基本的に認められません。(最近はコロンボなど都市部ではオープンになりましたがこの町レベルではまだまだ。) 結婚は家族と家族がつながる儀式。まさに戦前、明治大正時代の日本のようです。家族と恋愛、女子には大きな問題です。こういう話はつたないシンハラ語ででも話が盛り上がるので、わたしにとってはとてもいい時間です。
この国の結婚事情についてはまた改めて。

8:00〜9:00まではニュースタイム。ニュースがまたおもしろい!!funではなくinterestingです。もちろんちゃんとしたニュースなんですが…
今日は2つめのニュースが、「警察官が死亡」というヘッドラインでした。今日1つめのニュースが「コロンボにある拘置所で受刑者と警察官の間で銃撃戦になってる」(こちらは現在も続いているらしく真面目に大きなニュース)だったので、普通の人は1つめのニュースから考えて、殉職と想像しますよね。ところが内容を聞くと…「その警察署では結構えらいサンが銃をつかって自殺。原因は奥さんの他に2人と恋愛関係(不倫)にあって、それがバレたから」って。えっ!!です。不謹慎ですがちょっと笑ってしまいました。
そしてここからが惨い。モザイクのような気の利いたものはこの国には存在しないので、残された奥さんも二人の娘も顔バッチリ流れます。それも数年前の家族写真の映像が流れ、「この頃6歳だったこの愛娘は…現在11歳」というナレーションとともに現在の娘の顔アップ。容赦ありません。亡くなった警察官の死体(ブルーシートなんてありません)も血の飛び散った自殺現場の映像も流れます。
プライバシーなんてことばはこの国にありません。人の噂話もご飯もおかしもなにもかも”共有”するのが礼儀なんです。
残された奥さん、娘さんはおそらくこれからずっとまわりのうわさ話の格好の餌食となるでしょう。パウー(かわいそう)です。
  
牛豚鶏のと殺は(食べるくせに)「気分が悪くなる、かわいそう」といって見ないし、外国ドラマや映画にあるキスシーンは絶対カット、チャングム禁止令がでるくらいなのに。
まったくこの国の許容ラインががわかりません。

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